ブレインラボ株式会社(本社 東京都港区)は、体表面画像誘導装置「ExacTrac Dynamic® Surface」の製造販売承認を取得し、販売を開始したことを発表しました。
ブレインラボは、放射線治療患者位置決め・モニタリングシステムExacTrac Dynamic®シリーズの新製品として「ExacTrac Dynamic® Surface」の販売を開始しました。
ExacTrac Dynamic® Surfaceは、世界中で300台以上が導入されているExacTrac Dynamic®シリーズのSGRT専用モデルで、ExacTrac Dynamic®と同型のサーマル・サーフェスカメラを搭載しています。本システムは、ブルーライトで構造化パターンを患者体表面に照射し、同じユニットに搭載された2台の3Dカメラシステムによりポイントクラウドとしてデータ化されます。
シングルユニット設計により、ガントリによって視界が遮られることがないため、照射中も常に患者をトラッキングすることができます。さらに、体表面ポイントはサーマルカメラにより取得された熱シグネチャーで補強され、高いフレームレートと精度の向上を実現します。
ExacTrac Dynamic® Surfaceは、高いフレームレートとトラッキング精度を提供するだけでなく、放射線治療部門全体の標準化を実現します。各リニアックにExacTrac Dynamic® Surfaceを導入することで、標準化されたワークフローで、共通の使いやすいインターフェイスを、短時間で習熟することができます。共有サーバーにより、患者の治療計画をリニアック間で移動できるため、より効率的な治療を実現します。また、高精度放射線治療やフィデューシャルマーカー治療用のX線画像誘導が可能なExacTrac Dynamic®にアップグレードすることも可能です。これにより、適用症例が拡大し、さらに多くの患者の治療につながります。
【製品概要】
一般的名称:放射線治療シミュレータ
販売名:エグザクトラック (医療機器承認番号:22200BZX00108000)