医療機器

世界初の非侵襲痛み治療機器「エイト」が日本での保険適用を取得し、本格導入を開始

株式会社P・マインド(本社:熊本県熊本市 代表取締役:木下巌)は、製造販売する交番磁界治療器「エイト」(英語表記:ait)が2023年6月1日より保険収載され、7月より医療機関等での本格導入が開始したことを発表しました。

日本では、慢性的な痛みを有する慢性疼痛患者は2,200万人以上存在しており、多く患者がQOLに問題を抱えているだけでなく、心理的な苦痛も大きいことから、慢性疼痛患者による労働損失は1.9兆円以上と試算されています。また、痛みの治療分野では医薬品が選択されることが多いものの、副作用の発現頻度が高い医薬品も多いことから、治療してもQOLが改善されないといった課題が生じています。

株式会社P・マインドでは、患者への侵襲性が極めて軽微であり、科学的に副作用が発生する可能性が低い磁界を制御する技術として独自開発した「Aid Innovation Technology」により、人が知覚できない強度の微弱な交番磁界を、安全かつ有効な形で生体に照射することで、神経細胞の調整作用を実現していますが、前述の背景を踏まえ、Aid Innovation Technologyの最初の技術応用領域として、疼痛領域に注力しています。

エイトは、2種類の微弱な磁界を経皮的に照射し、神経を刺激することで疼痛を緩和させるために用いられる医療機器です。すでに、治験によって安全性・有効性が確認されていることから、2022年1月に一般的名称として交番磁界治療器を創設する形で、医療機器の製造販売承認を取得しています。

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