医療機器

TAVI治療の質向上を追求した経カテーテル心臓弁の新製品サピエン3 Ultra RESILIA生体弁を発売 TAV in TAVの適応承認も国内で初めて取得

エドワーズライフサイエンス株式会社(東京都新宿区、代表取締役社長:サージ・パンチュク、以下エドワーズ)は、経カテーテル大動脈弁治療(TAVI)用の人工心臓弁の新製品「エドワーズ サピエン3 Ultra RESILIA(ウルトラ レジリア)生体弁」を発売しました。既存製品であるサピエン3生体弁に、石灰化を抑制する独自の加工を施してさらなる耐久性を追求した「RESILIA心膜」を採用し、弁周囲逆流(PVL)の発生リスクのさらなる低減を目指し、弁輪部への接着面積が増えるよう改良した「Ultraスカート」を採用しています。また、万が一TAVI弁が正常に機能しなくなった際に、開胸手術をすることなく、新たなTAVI弁を追加で留置する治療法「TAV in TAV」の適応承認も日本で初めて取得しました。

TAVI(タビ)とは

TAVIは、大動脈弁狭窄症に対する治療法のひとつで、開胸することなく、患者さんの血管からカテーテルで生体弁を心臓の中まで運び留置する治療法として、2013年にエドワーズが初めて日本に導入しました。これまで開胸手術が適さずに治療を受けることができなかった患者さんにとっての新たな治療選択肢として役立てられてきました。

新製品サピエン 3 Ultra RESILIA生体弁の特長

  1. さらなる耐久性を追求した「RESILIA心膜」と「ドライストレージ」
  2. 弁周囲逆流(PVL)をさらに低減する新たなアウタースカート「Ultraスカート」

カテーテルによる再治療を可能にする「TAV in TAV」

TAV in TAVとは、体内に留置したTAVI弁が経年劣化し、再治療が必要となった際に、新たなTAVI弁を追加で留置する治療法です。これまでは開胸手術をして、TAVI弁を外科的に摘出するしかなかったため、侵襲度が高いことが課題でしたが、TAV in TAVの適応承認取得により、カテーテルによる再治療が必要とされたときに、より低侵襲な選択肢を提供できるようになりました。

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