医療有用情報の抽出・解析技術を開発
株式会社FRONTEOは、2021年1月19日、内閣府『戦略的イノベーション創造プログラム』の『AI(人工知能)ホスピタルによる 高度診断・治療システム』プロジェクトに協力参加すると発表しました。
同プロジェクトは、AIを中核とする医療情報データベースの構築と、それらを利用して医療有用情報を抽出・解析する技術の開発を目的とするもの。同社は、機器・システム・サービスなどの研究・開発を行う機関として参加するとのことです。
医療分野における人材不足の解消も目的
株式会社FRONTEOは、「データ解析企業」を自認する企業。自社開発したAIエンジン『KIBIT』『conceptencoder』の提供を通じて、企業のビジネスを支援し続けています。また同社は、AIを用いて「テキストデータを知見に変える」ことを推進。金融・人事・営業領域に加えて、認知症診断や創薬の支援も手がけています。
今回同社が参加を発表した『AIホスピタルによる 高度診断・治療システム』プロジェクトは、『AIホスピタルシステム』の開発・構築・社会実装により先進的な医療サービスの提供を目指すもの。医療従事者の抜本的な負担軽減を実現することで、逼迫している医療分野における人材不足の解消も、目的となっています。
患者の負荷軽減や医療費の削減に貢献
同プロジェクトにおいて同社は、統計的な指標に基づく客観的な医療用語の標準化や、患者情報を構造化して統合的に解析できる情報基盤の確立を推進。過去の患者の治癒結果から効果的な治療法を類推・提示することにより、患者の負荷軽減や医療費の削減に貢献するとのことです。
同社は今後も、AIによる診断予測や個別化医療の支援に寄与するとしています。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
内閣府『AIホスピタルによる 高度診断・治療システム』プロジェクトに協力参加 – 株式会社FRONTEO
https://www.fronteo.com/20210119