アイリス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:沖山翔)は、AI搭載カメラ型医療機器「nodoca®」に、新型コロナウイルス感染症を判定対象とする新機能を追加搭載し、「nodoca 3」として提供を開始したことを発表しました。

本機能はのどの写真を用いて新型コロナを判定するAI医療機器として日本で初めて※1医療機器承認を受けたもので、2025年10月2日付で薬事承認を取得しました。
「nodoca」は従前、インフルエンザ感染症の診療において、全国の医療機関において10万人以上の診断に活用されてきました。追加された新型コロナ判定機能は、新たな咽頭画像データを加えた100万枚を超える医療画像データベースを元に開発された新AIを搭載し、インフルエンザ検査と併せて、のどの画像と診療情報等をもとに新型コロナの判定に用いられます。
nodocaは、咽頭(のど)の画像と問診情報等をAIが解析し、インフルエンザに特徴的な所見等を検出することでインフルエンザの診断に用いるAI医療機器です。nodocaは累計100施設超の国内医療機関が関わり開発されました。 併せて「日本救急医学会推薦AI研究」としての研究開発、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による事業化支援、国立研究開発法人 産業技術総合研究所の国産スーパーコンピューター「ABCI」の活用など、医学×情報工学の「産官学医」が連携して開発されました。今回、インフルエンザ判定と併せて活用できる、新型コロナウイルス感染症に関する機能が追加され、発熱外来における初期対応の幅が広がりました。
         
    






