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日本初のAI新医療機器「nodoca」一般販売開始

アイリス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:沖山翔、以下「アイリス」)は、AI搭載の咽頭内視鏡システムnodoca®(販売名「nodoca(ノドカ)」)を用いたインフルエンザウイルス感染症(以下、インフルエンザ)診断の保険適用開始を受けて、2022年12月23日(金)より全国の医療機関向けにnodocaの一般販売を開始しました。

nodocaは、咽頭(のど)の画像と問診情報等をAI解析し、インフルエンザに特徴的な所見等を検出することでインフルエンザの診断の補助ができるAI医療機器です。日本で初めて「新医療機器」として承認を取得したAI搭載医療機器となります。また、nodocaを用いたインフルエンザ診断は、2022年12月1日より保険適用されます。AI医療機器を用いた診断への新機能・新技術(C2区分)での保険適用も、日本で初めての事例です。nodocaを用いたインフルエンザ検査の保険点数(診療報酬)は、既存検査法と同等の305点(3,050円)となります。

nodocaのAIアルゴリズムは、のべ100以上の医療機関、10,000人以上の患者の協力のもと収集された、50万枚以上の咽頭画像データベースを元に開発されています。また、AI解析に適した咽頭画像を撮影するための専用カメラを自社で独自に設計・開発しており、口腔内・咽頭をクリアに撮影します。

インフルエンザ濾胞(ろほう)がインフルエンザの診断に有用であることは日本人医師である宮本昭彦医師の発見と報告により知られていましたが、インフルエンザ濾胞を視診のみで高精度に見分けるには熟練の医師による判断が必要とされていました。アイリスは、熟練医の視診をAIで再現すべく、nodocaを開発しました。

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