医療機器

フィリップス補聴器、モーションセンシング技術を導入したAI搭載補聴器「フィリップス ヒアリンク 50」が新登場

世界的な聴覚ヘルスケア企業であるデマント(日本法人:デマント-ジャパン、本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:齋藤 徹)がロイヤル フィリップス社との商標ライセンシーに基づき展開するフィリップス ヒアリングソリューションズは、新たにモーションセンシング技術を導入したAI搭載補聴器「フィリップス ヒアリンク50」(以下、ヒアリンク50)を、全国のフィリップス補聴器取扱店にて発売したことを発表しました。

フィリップス ヒアリンク補聴器は、「人とつながる、世界とつながる」をコンセプトに開発されています。良い聞こえは、人や社会とのつながりを維持するうえで大切です。JapanTrak 2022によると、難聴者がより良い聞き取りを最も必要とする場面は、「電話での会話」、「家族との団らん」が上位を占めています。また、仕事を持っている補聴器所有者の90%は、補聴器が仕事上で役に立っていると答えています。このように、良い聞こえを得ることによって、大切な人とのつながりを維持し、充実した社会生活を送ることができます。

新製品 ヒアリンク50は、前世代で登場したAI(人工知能)サウンドテクノロジーをさらに進化させ、ユーザー中心設計をもとに開発されています。新機能として、モーションセンシング技術を駆使した「サウンドガイド」機能を搭載します。従来は、周囲の環境の変化をもとに会話の聞き取りを最適化していましたが、ヒアリンク50では、サウンドガイド機能がユーザー自身の“動作や動き”を検知・分析し、その情報を“補聴器の聞こえ”に反映させることができます。人間は、日常生活において聞き取りたい会話を探し、耳を傾けるために頭や身体を動かすことが頻繁にありますが、その“動作や動き”の生きた情報を“補聴器の聞こえ”に反映させることにより、移り変わる周囲の環境や動きに合わせてシームレスかつよりクリアに会話を聞き取ることが可能になりました。例えば、賑やかな場所で1対1の対話を楽しむとき、複数人の会話を楽しむとき、あるいは騒がしい街を歩いているときなどあらゆる場面において、ヒアリンク50はユーザーの行動を認識し、動作・動きと周囲の環境にあわせて会話や聞きたい音を最適化します。これにより、ユーザーはどこにいても常に会話や音声をよりクリアに聞き取ることができます。

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