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国内初診療支援キット「TytoCare」の販売を開始

株式会社アルム(以下「アルム」)は、SOMPO Light Vortex株式会社(以下「ライトボルテックス」)と共に、TytoCare Ltd.(以下「タイトケア」)がグローバルにサービス提供をしている診療支援キット「TytoCare」を国内で初めて販売することを発表しました。

介護事業を手掛けるSOMPOグループにおいてデジタルを活用した新たな顧客価値体験の創出を目指すライトボルテックスは、医療ICT事業を手掛けるアルムと協働し、2023年7月にタイトケアと業務提携契約を締結し、診療支援キット「TytoCare」の医療機器としての薬事認証の取得および国内展開の準備を進めてきました。2023年9月6日に本製品の薬事認証の取得を受け、ライトボルテックスは主に国内におけるタイトケア製品のマスターライセンシーとして、アルムは主に医療機器製造販売業者として、「TytoCare」の販売を開始します。

「TytoCare」は、ビデオ通話型のオンライン診療機能に加えて、患者の聴診音・体温・咽頭画像・鼓膜画像・皮膚画像等の取得・共有機能が一体となった国内初の機器です。取得した患者のデータを医師の診察前に共有しておくことが可能であり、医師は遠隔地においてもこれらのデータに基づいた診察が可能となります。海外では30カ国以上で展開され、子供がいる家庭でプライマリケアとしての利用や、高齢者のケアに活用されています。さらにはコロナ禍における自宅療養や施設内遠隔診療など、多くの場面で活用が広まっています。
日本国内においては、例えば介護施設で、施設の看護師が入居者を医療機関へ受診させる必要があるかの判断を迷う際に、「TytoCare」により患者のデータを医師へ共有し判断を仰ぐことで、入居者の通院負担を必要最小限にすることができます。また、施設職員が医療機関へ付き添う時間も必要最小限とすることで、入居者全体のケアや施設内業務に対応する時間を確保することに貢献します。
その他、自宅で医療的ケアを受ける方や支える家族が「TytoCare」を利用することで、画像・動画・音等の患者データを用いて医師へ相談することを可能とし、口頭のみでは伝えることが難しい状態の事前の共有等により、在宅での不安を軽減することができます。

製品サイト
https://tytocare.lightvortex.com/

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