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AIで医療現場のDXを推進するカルディオインテリジェンス 第三者割当増資による総額4.3億円の資金調達を実施

株式会社カルディオインテリジェンス(本社:東京都 港区、代表取締役:田村 雄一 以下カルディオインテリジェンス)は、医療現場の解析技術にデジタルトランスフォーメーション(DX)をもたらすことを目指すヘルステックベンチャーです。第三者割当増資により、シリーズAファーストクローズとして総額4億3千万円の資金調達を実施したと発表しました。

資金調達の背景
カルディオインテリジェンスは、2019年10月の創業後「医療現場で”使える”ディープラーニングAIとICTを活用しすべての人に届けられる心電図DXの実現」を目指し、心電図のAI自動解析支援システムの製品化を進めてきました。2020年11月に最初の製品である長時間心電図解析ソフトウェア SmartRobin シリーズを、続く2022年2月には、新たにディープラーニング技術を盛り込みAIを活用したSmartRobin AI シリーズをローンチしました。今回の資金調達は、サービス拡充による社内体制の強化および医療従事者の診断サポートに貢献するプロダクトの開発に活用するとしています。

資金調達の主な使途
現行品の改良・改善:
心房細動を含めた不整脈検出精度の向上、ユーザーインターフェースを考慮した視認性や操作性の向上、また医師・医療機関ユーザーの増加に伴うカスタマーエクスペリエンスの向上とシステム整備・強化を継続的に行います。

新機能の開発:
不整脈の中でも心房細動は後遺症が残る脳梗塞の主要な原因になりますが、従来の技術では発作時に検査をしなければ見逃されてしまうといった問題がありました。カルディオインテリジェンスは、現在AIにより非発作時でも心房細動の兆候を検出する新機能の開発および医師主導治験を実施しており、2022年度中の承認申請を目指しています。

市場拡大:
SmartRobin事業は海外への展開を予定しています。2022年度中に米国においてFDA申請を行い、その後アジア諸国へも拡大予定です。

社内体制の強化:
2022年秋以降、パートナーとともに、SmartRobin AI シリーズの販促活動を加速します。2022年度中の数百施設への導入を目指して、開発・販売・サポート体制を強化します。

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