遺伝子・化学物質などの新たな関係性に気づく確率が向上
株式会社FRONTEO(以下、FRONTEO)が、独自開発した「Amanogawa」について、三重大学大学院医学系研究科で導入されたと、4月4日に発表しました。
「Amanogawa」は、生物医学領域の論文データベース「PubMed」に掲載されている3,000万報以上の論文データから、検索者が入力した単語や文章に関連するものを検出・分析する医学論文探索AIソフトウェアです。
AIの活用により、従来のキーワード検索では発見できなかった情報のほか、検索者のバイアスにとらわれることなく情報を見つけられます。従来の概念とは異なる検索を用いることで、遺伝子・化学物質・疾患の新たな関係性に気づく確率を高められることなどが評価され、三重大学大学院医学系研究科への導入に至りました。
入力内容に関連する論文をAIが瞬時に検出
「Amanogawa」には自然言語解析AIの「Concept Encoder」を搭載。自由記述のテキストデータを大量に含むメディカルデータを、エビデンスに基づいて有効に解析・活用することを目的に開発され、「Amanogawa」においては入力内容に関連する論文をAIが瞬時に検出します。
同自然言語解析AIでは、テキスト以外のデータとの共解析も可能。ライフサイエンス領域に蓄積されている遺伝子発現情報・バイタルや、各種検査値などの数値データとの共解析研究も進められています。
(画像は株式会社FRONTEO ホームページより)
▼外部リンク
株式会社FRONTEO プレスリリース
https://www.fronteo.com/20220404