脳の健康状態を「見える化」するAIプログラム
株式会社Splinkは、2022年4月5日、同社が開発/提供する脳ドック用AIプログラム『Brain Life Imaging』が初めて公立病院に導入されたと発表しました。
同社は、ブレインヘルスケア領域で事業を展開する医療AIスタートアップ企業です。『Brain Life Imaging』は、脳の健康状態を「見える化」することで認知症予防を支援するAIプログラムとなっています。
「海馬」領域の体積を測定/可視化
認知症では、認知機能の低下が明らかになる10年以上も前から、脳の萎縮が始まると言われています。こうした脳の変化を早期に見つけて認知症を予防するべく、近年の脳ドックでは認知機能に関する検査の希望者が増加するようになりました。
こうしたニーズを受け、『Brain Life Imaging』を導入する医療施設も増えています。同プログラムは、頭部MRI画像から記憶/学習に関わりが深い「海馬」領域の体積を測定/可視化し、認知症リスクを「見える化」するというもの。脳の経年変化も可視化するなど、深い気づきを提供するAIプログラムとなっています。
横浜市立市民病院に導入
今回『Brain Life Imaging』が新たに導入されたのは、神奈川県横浜市の市民病院である横浜市立市民病院です。この導入により同院の脳ドックにでは、認知症発症のリスク判定検査がオプションとして追加可能になっています。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
Brain Life Imaging – 株式会社Splink
https://www.sitelp.brain-life-imaging.com/index.html
【公立病院として初】『Brain Life Imaging』が横浜市立市民病院に導入 – PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/