解剖学実習に制限を受けている医学生を支援
株式会社MAI JAPANは、2021年6月6日、VR解剖学ソフト『BODY MAP』の国内販売およびレンタル提供を開始したと発表しました。
同社は、VR製品の開発/販売を手がける企業。『BODY MAP』は、VR空間においてリアルな人体を自由自在に解剖できるソフトウェアであり、コロナ禍により解剖学実習に制限を受けている医療学生たちを支援する製品となっています。
直感的に解剖/観察できるVRソフト
近年、解剖学の実習などにおいてもVRの導入が図られています。しかしそれらの多くは、専門家による解剖動作や解剖手順により決められた方法などを、ただ「見る」だけになりがちです。こうした受動的な実習を回避すると共に、いつでもどこでも何度でも解剖の学習機会を創出するソフトとして、『BODY MAP』は開発されました。
『BODY MAP』は、視覚情報だけでなく、触覚と解剖動作を搭載しているVRソフトです。そのため、筋肉/神経が持つ位置関係や注射針を刺した際の反応、心臓の弁の動きなどを、手に取り観察することが可能。教科書だけではイメージできない3Dの人体を、直感的に解剖/観察することができるソフトとなっています。
非対面式授業のクオリティ向上も支援
『BODY MAP』はまた、オンライン上で同じVR空間に「入室」して解剖学の授業を受けることも可能。VR上で問題を出題して正答率/習熟度を管理することもでき、非対面式授業のクオリティ向上も支援しています。
同社は『BODY MAP』の提供を、2021年6月1日より開始しました。なお、医療系教育機関への『BODY MAP』無償提供についても、同日より期間限定で募集を始めています。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
BODY MAP – 株式会社MAI JAPAN
https://mai-jp.com/bodymap/
自在に解剖可能なVR解剖学ソフトで医療系教育機関の解剖学実習を無償サポート – PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/