AIを活用して正確な診断や治療反応性の評価を可能に
エルピクセル株式会社(以下、エルピクセル)が国立成育医療研究センターと、AI(人工知能)を活用した小児白血病診断支援システムの共同研究を開始したと、3月31日に発表しました。
同共同研究では、国立成育医療研究センターを含めた共同研究施設が臨床研究などで収集した診断情報と、エルピクセルが医療AI・創薬AI開発で培ってきた技術を掛け合わせて、小児白血病の診断支援システムの構築を目指しています。
AIを活用することで、これまで目視では難しかった血液細胞の特徴を捉え、より正確な診断や治療反応性の評価が可能となり、白血病の治癒率の改善と、再発率の低下に寄与していきます。
骨髄塗抹標本検査の検査情報と結果を画像解析AIが学習
同共同研究の名称は「人工知能による小児造血器疾患診断支援の実施可能性に関する研究」で、骨髄塗抹標本検査の検査情報とその結果を、画像解析AIに学習させて、小児白血病診断支援システムの開発につなげていく予定です。
これまでは、顕微鏡を用いて小児白血病を含む血液がんでは骨髄塗抹標本を用いて診断をしてきましたが、同システムにより識別の定量化・効率化ができるようになることで、診断医の負担軽減につなげます。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
エルピクセル株式会社 プレスリリース
https://lpixel.net/news/press-release/2021/10269/
エルピクセル株式会社のプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000010005.html