MedTech(メドテック)とは?

MedTechは、Medical(医療)とTechnology(技術)を組み合わせた造語で、テクノロジーを医療に活用する取り組みを指します。

MedTechの領域としては、診断機器や医療機器などと先端テクノロジーを組み合わせた製品・サービス、健康維持・増進などを目的としたモバイルデバイスやモバイルアプリ、インターネット上での医療サービスの提供などがあります。

MedTech市場の魅力の一方で、事業成功への高いハードルがあります。

世界全体で医療に対する需要が拡大し、特に高齢化率の高い日本においては、医療関連市場全体が成長しています。みずほ銀行産業調査部のレポートによると、市場規模は2018年時点で約55兆円で、2040年には100兆円の規模に達するとされています。経産省調査によると、世界市場も毎年9%以上成長しています。また、国家戦略の一環として、健康寿命の延伸、医療費の削減とともに雇用の創出、国際競争力の強化が掲げられており、一層の成長が期待されています。そのような状況のなか、人工知能(AI)、IoT、VR/AR(仮想現実・拡張現実)、4K/8K、5G、ロボットなどの 技術進化に伴い、医療分野への応用であるMedTech(医療テック)市場が急拡大しています。

市場の魅力の一方で、事業の成功を阻害する要因が多数あるのも事実です。医療関連産業への成長戦略の一環として、MedTech領域への研究・開発・製造等に政府予算が重点配分されており、良い製品が生まれています。また、民間単独でも質の高い技術やノウハウを駆使した良い製品やサービスが市場投入されています。しかしながら、安全を担保するための法規制への対応や医師や病院という敷居が高い顧客へのアプローチなどの困難が大きく立ちはだかり、事業の構築と継続という点において上手くいかないケースが多く見られます。つまり、商業化のフェーズがボトルネックとなり、せっかくの良い製品やサービスの価値流通が最適化できていないということが少なからずあります。

このような場合、ぜひご相談ください。

・メディカル事業を元々行なっているが、異領域では想定外に攻略が難しい
・MedTechスタートアップとして事業を開始しているが、計画通り業績が伸びない
・自社の製品やサービスを応用して、医療テック市場にも参入したい
・MedTech事業を計画推進するためにプロ人材の経験とスキルを活用したい

MedTech事業のエキスパートが、MedTech市場の環境・構造・展望等の知見の提供、および経営的観点から見た開発戦略・薬事戦略・保険適用戦略・マーケティング戦略・営業戦略などを含む事業戦略の立案と実行をハンズオンで支援いたします。

小坪達郎(株式会社インターリンク代表取締役)
1970年生まれ。東京工業大学工学部卒業。ペンシルベニア大学ウォートンスクールEDP修了。P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)のグローバル消費財のセールスおよびカスタマーマーケティング部門を経て、ジョンソン・エンド・ジョンソンとアボットにて低侵襲治療デバイス、およびインテュイティブサージカルにて手術支援ロボット「ダビンチ」等の先端医療機器販売の立ち上げなど、25年以上にわたる外資系企業4社における事業開発・構築に従事したのち、株式会社インターリンク代表取締役に就任し、現在に至る。MedTech(医療テック)事業戦略に関するコンサルティング実績多数。

国内外の大手から中小まで、MedTechに関係する企業様からの依頼実績多数ございます。

お気軽にお問い合わせください。

最近の記事

PAGE TOP