ジェトロが経済産業省の協力を得て実施する「J-StarX AI Medicalコース」(旧:J-StarX HealthTech Gateway ”AI Medical in the US”)にて、第一期(フェーズ1)に参加するスタートアップ12社を決定したことを発表しました。

本プログラムはAI活用型を含むデジタルヘルススタートアップの米国進出を支援するアクセラレーションプログラムとして、2024年度から始動しました。医療ヘルスケア分野の海外展開において必要となる、地域ごとに異なる規制理解や知識習得、戦略策定、エビデンス構築等を実践的に後押しし、グローバルに挑戦するヘルスケアスタートアップの創出を目指すものです。
昨年度に続き第二回目となる本プログラムでは、米国・ミネソタ州に拠点を持つ世界的医療機関Mayo Clinicのプラットフォーム組織であるMayo Clinic Platform、米国のベンチャーキャピタルKicker Venturesに加え、今年度から新たにMayo Clinic Berg Innovation Exchangeと連携して実施します。これにより、昨年度以上にMayo Clinic内の臨床医等のKOL(Key Opinion Leader)との接続を強化します。
プログラム概要
Phase 1:基礎プログラム(2025年9月〜12月頃):米国市場進出に向けたマインドセットの醸成と戦略策定力の強化を目的とした、講義・ワークショップ・メンタリング中心のオンラインプログラム。最終週にはミネソタ州のメイヨー・クリニックキャンパスを訪問し、現地理解を深め、KOLとのマッチングを行います。
Phase 2:医療データ活用プログラム(2026年2月〜9月頃):AI搭載のデバイスや製品を有する最大4社のヘルステックスタートアップが、メイヨー・クリニック・プラットフォームの医療データプラットフォームに30週間アクセス可能。数百万人分の匿名化された医療データを活用し、AIモデルの検証・改善、エビデンス構築、米国市場進出を支援します。