AIを活用した医療機器を開発・提供するアイリス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:沖山翔、以下「アイリス」)と、感染症迅速診断キットの開発・製造・販売を手がける株式会社タウンズ(本社:静岡県伊豆の国市、代表取締役:野中雅貴、以下「タウンズ」)は、感染症領域における技術・事業開発の加速を目的とした資本業務提携したことを発表しました。

染症検査領域では、インフルエンザをはじめとする季節性疾患の継続的な流行に加え、新型コロナウイルス感染症を含む新興・再興感染症への対応が求められる中、診断技術の迅速化・高度化が急務となっています。国内では年間数千万件規模の感染症検査が実施されており、医療現場における効率的かつ的確な対応を支える技術の進化に、この時代ますますの期待が寄せられています。
本提携を通じて、アイリスとタウンズは、感染症領域における検査法の発展と社会実装の加速を目指します。タウンズによる検査技術及び体制と、アイリスが保有するAI技術そして「nodoca」を掛け合わせることにより、nodocaが対応する対象疾患の迅速な拡大を視野に入れたデータ拡充及び開発の実現を意図した提携です。
また、医療現場で得られるデータの蓄積と利活用についての将来的な取り組みを視野に入れ、アイリスは機械学習技術と医療データ活用の知見を通じて、その具現化に貢献できるよう検討を進めるとしています。
(短期での取り組み)
⚫インフルエンザや新型コロナウイルス感染症に加え、その他の感染症についてのデータ収集を含む共同研究の実施と促進
⚫タウンズの医療機関ネットワークも活用したnodocaの普及促進および現場実装の加速
(中長期での取り組み)
⚫医療データベースの構築・利活用に向けた技術連携や、データ連携を通じた新AIの開発