ヘルステックスタートアップの株式会社カルディオインテリジェンス(本社:東京都港区、代表取締役:田村雄一 以下、当社)が開発・提供するSaaS型AI医療機器『長時間心電図解析ソフトウェア SmartRobin AI シリーズ』(以下、SmartRobin)における心電図解析の累計オーダー数が10,000件を突破したことを発表しました。

SmartRobinは最も患者数が多い不整脈である心房細動の検出に特化し、膨大なデータ量になる長時間心電図データを、デイープラーニング技術を活用したAIにより素早くかつ高精度に解析することを実現したプログラム医療機器(SaMD:Software as a Medical Device)です。クラウドベースで運用され、心電図データをアップロードするだけで24時間分の心電図データを約3分で、7日間分でも約20分で解析可能です。臨床検査技師をはじめとする医療従事者の読影の負担を軽減し、診断スピードの向上と患者の早期発見に繋がっています。
2022年12月の正式リリースより、2025年4月時点で140を超える施設に導入され、SmartRobinによる有償の累計解析件数は10,000件を突破しました。
臨床現場での活用と反響
現在、心房細動のアブレーション治療を行っている大学病院・地域中核病院、循環器専門クリニックなど、多様な医療機関で導入が進んでいます。導入医療機関からは、
「人手不足でも検査件数を維持できる」
「結果返却までの時間が大幅に短縮された」
「検査技師による再読影の負担が減った」
といった声が寄せられており、また心房細動検出の感度は100%で病気を見逃すリスクが低いことが導入施設からの論文でも報告されています。さらに心房細動の早期発見・治療が重要な脳卒中科や脳神経内科・外科といった医療機関への導入も増えてきています。