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TOPPAN、医療従事者の説明業務支援サービス「DICTOR®」提供開始

TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPAN株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:齊藤 昌典、以下 TOPPAN)は、北海道大学病院 医療・ヘルスサイエンス研究開発機構(所在地:北海道札幌市、機構長:佐藤 典宏、以下 北海道大学病院HELIOS)と開発した、テキストデータや画像を用いて自動生成をするWebアプリケーション「DICTOR®」(読み:ディクター)の提供を開始したことを発表しました。

良質かつ適切な医療提供の観点から、医師の働き方改革について議論が進み、2024年4月から医師に対する時間外労働の上限規制が施行されました。厚生労働省「医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会」においても、医師の労働時間短縮への方策として医療従事者の合意形成のもとで業務の移管や共同化(タスクシフト・タスクシェア)が強調されています。一方で、患者の高齢化や医療安全への意識の高まりなどから、医療現場における説明業務の重要性が増しています。DVDやタブレット端末を用いた説明動画等もすでに導入されていますが、ナレーション音声の追加や動画編集といった作業時間、制作費用などの負担が大きいことが課題でした。また、患者に個別対応した動画制作は困難であり、説明動画は一般的な内容のみに留まっていました。このような中でTOPPANと北海道大学病院HELIOSは、テキストデータや画像を用いて説明動画を自動生成するWebアプリケーション「DICTOR®」を2023年9月に開発し、有用性の検証を進めてきました。

「DICTOR®」の特徴

 「DICTOR®」は、医師等のデジタルクローンを簡単に生成し、患者やその家族に対して医療行為等の説明を行う動画をテキストデータから自動生成し、再生をするサービスです。医師は予め自身の音声と顔動画を登録し、デジタルクローンを生成。患者に対して説明が必要な情報をテキストで入力することで、医師本人の声と顔で説明動画が生成されます。

① 医療従事者本人の顔と声でリアルなデジタルクローンを生成

② 医療従事者の手元で動画が簡単に生成可能

③ 患者への動画紐付けが可能な視聴モードを搭載

④ 視聴実績が確認可能

「DICTOR®」の導入費用

基本価格:年間120万円~/1名の声/顔のデジタルクローンを作成し、説明に利用する場合

※年間契約のみ。視聴回数は無制限。デジタルクローン及び説明動画追加作成費用は別途

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