ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社は、ネットワーク常時接続可能なウェアラブル端末とヘルスケア・安全クラウドマネージメントソリューションをセットにしたウェアラブル・アズ・ア・サービス「mSafety™(エムセーフティ)」において、サービス事業者向けに提供するソリューションに端末上の専用アプリケーションを新たに追加し、提供を開始したことを発表しました。
「mSafety」では、サービス事業者がウェアラブル端末を活用したソリューションを開発する際に必要となる、ウェアラブル端末、通信サービス、端末管理サービスを提供しています。従来、アプリケーションは「mSafety」が提供するSDK(ソフトウェア開発キット)上で各事業者が自前で開発することを前提にしていましたが、今回アプリケーション提供の選択肢を増やすことで、各事業者が自社のサービスに端末を組み込むための開発期間を短縮し、新規サービスの立ち上げや既存サービスの拡張がスピーディーに可能となります。
「mSafety」は、心拍数や歩数の取得、GPSによる位置情報の取得、ユーザの行動検知、睡眠や消費エネルギーの推定、簡易メッセージ受信といった様々な機能を搭載しています。専用アプリケーションでは、これらの機能から各事業者のサービスに合わせて、必要な測定項目や機能、画面表示をカスタマイズして提供します。また、測定頻度やアップロード頻度などのパラメータを、サービス事業者が運用時にAPIで変更でき、各サービスにフィットした独自のアプリケーションを導入することが可能です。
従来サービス事業者は、クラウドサービスの連携からウェアラブルデバイスの取り込みまでおよそ半年から1年以上の時間を要すことが多くありましたが、「mSafety」が提供するアプリケーションを活用することにより、およそ半分の時間でクイックにサービスをローンチできるようになります。