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医療機器ソフトウェア開発を行うHoloeyes「イメージングアシストサービス」を開始

Holoeyes株式会社(ホロアイズ、本社:東京都港区、代表取締役CEO:杉本真樹、以下「Holoeyes」)は、医療用画像処理ソフトウェア「Holoeyes MD」を使用する際に必要な3Dモデル作成の初期運用を、Holoeyes所属の診療放射線技師がサポートする「イメージングアシストサービス」を開始したことを発表しました。

Holoeyes MDは、CTやMRIなどの画像診断装置で得た医用画像をコンピュータ処理し、診療のために提供するプログラムです。奥行き感のない平面モニタ画面では、立体空間的な解剖の理解が不十分となる恐れがありますが、Holoeyes MDを活用することにより、病態の特徴や臓器の奥行き等、平面上では伝わりにくい立体空間的な情報を得ることができます。Holoeyes MDは現在、全国70以上の施設に導入されており、術前シミュレーションや3Dモデルの術中表示など、主に外科領域で用いられ、遠隔医療カンファレンス、臨床教育、研修など教育にも活用されています。

画像診断装置で撮影した医用画像を3次元空間表示するためには、3Dモデルの元となるポリゴンモデルの作成が欠かせません。また、3次元空間表示するモデル画像は元になる医用画像に依存するため、手術で確認したい部位や臓器を的確に撮像することも重要です。しかし、CT/MRI撮像や医用画像の3D構築を日常業務で行っていても、ポリゴンモデルの作成に不慣れであるために、「検査オーダーをどのように出せば良いか分からない」、「ポリゴンモデルをどのように作ればいいか分からない」、という悩みや不安を持つ医師や診療放射線技師(以下、放射線技師)も多く、ポリゴンモデルを使う側と作る側とでの意思疎通や連携が上手くいかず、手術に有用な3Dモデルの作成ができていない事案が生じています。

イメージングアシストサービスの概要

Holoeyes MDの活用には3Dワークステーションから出力されたポリゴンモデルが必要です。ポリゴンモデルの作成には、①「CT / MRI 撮像」、②「3D画像構築」、③「ポリゴンモデルへの変換」という工程があり、各工程をご利用目的に応じて最適化することで、より実用的なポリゴンモデルの作成が行うことができます。

イメージングアシストサービスは、Holoeyes所属の放射線技師がHoloeyes MDを使用する施設の医師及び放射線技師とWeb面談を行い、Holoeyes MDや3Dモデルの使用目的や症例、撮像環境などをヒアリングし、専門的な手術用画像の撮像、3D画像構築のコンサルティングをすることにより、ポリゴンモデル作成工程の最適化と手術における3Dモデルの有用性の向上が期待できます。

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