株式会社メドレー(本社:東京都港区、代表取締役社長:瀧口 浩平、以下メドレー)は、4月上旬より、患者向け総合医療アプリ「CLINICS(クリニクス)」を利用してオンライン診療やオンライン服薬指導を受けた患者に向け、オンライン服薬指導後、約30分を目安に処方薬をお届けする当日配達機能の提供を開始することを発表しました。
社会保障費の負担増や人材不足の深刻化が加速する2025年問題や医師の働き方改革としても注目を集める2024年問題などを背景に、国内の医療ヘルスケア領域では、医療DX推進などによる業務効率化が喫緊の課題となっています。
メドレーでは、医療プラットフォーム事業のサービスとして、患者・医療機関・調剤薬局向けに、オンライン診療・服薬指導のアプリやシステムを提供しています。オンライン診療・服薬指導はコロナ禍がきっかけとなり急速に認知・利用が広がった一方、コロナ5類移行後における利用は増加しているものの、その伸長は緩やかになっています。しかし、年代や居住地を問わず、慢性疾患や花粉症などによる通院での利用ニーズ、へき地医療での活用など、現代においてオンライン診療・服薬指導は今後も必要とされる医療DXのひとつであると言えます。
発熱時やスキマ時間の活用などで、予約から診療、服薬指導、処方薬の受け取りまでをオンラインで完結したい患者のニーズに応え、今までも当日配達サービスを提供しているプラットフォームはありましたが、今回、メドレーでは、Uber Eats Japan 合同会社(以下、Uber Eats Japan)による、月間10万人のアクティブな配達パートナーを有する「Uber Direct」の配送ネットワークと連携します。これにより、メドレーが提供するかかりつけ薬局支援システム「Pharms(ファームス)」を導入している全国1.2万店舗の調剤薬局を通じて、広範な地域でかかりつけ薬局から患者のもとへ、必要なときにすぐ処方薬をお届けすることができるようになります。