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オリンパス、AIを搭載した内視鏡画像診断支援ソフトウェア「EndoBRAIN-X」を発売

オリンパス株式会社(以下、オリンパス)は、NBI(狭帯域光観察)※1モードで撮影された大腸の内視鏡画像をAIで解析し、検査中に医師の診断を補助する内視鏡画像診断支援ソフトウェア「EndoBRAIN-X(エンドブレインエックス)」を発売したことを発表しました。

販売名:内視鏡画像診断支援ソフトウェア EndoBRAIN-X

発売日:2024年2月19日

主な特長

  1. 大腸病変に対して腫瘍・非腫瘍の診断支援を行い、治療要否判断をサポート
  2. 幅広いラインアップ(290系/1200系/1500系等)のオリンパス製大腸汎用スコープに対応

開発の背景

国立がん研究センターの調査によると、大腸がんは、国内がん罹患数第1位で男女ともに50代前半から増加傾向が報告されています。また、内視鏡による大腸病変に対する腫瘍・非腫瘍の鑑別の正診率は75-88%という報告もあり、大腸がんが増え続けているなか、早期発見、並びに、適切な診断に向けてAIによる診断支援のニーズも高くなっています。

オリンパスは 2019年に、内視鏡分野において国内で初めて薬事承認を取得したAI製品である「EndoBRAIN」を発売し、その後「EndoBRAIN-EYE」、「EndoBRAIN-Plus」、「EndoBRAIN-UC」を発売してきました。今回発売する 「EndoBRAIN-X」は、超拡大内視鏡の併用が必要な「EndoBRAIN」とは異なり、汎用スコープで診断支援ができることで、より幅広いユーザーに提供することができます。「EndoBRAIN」シリーズにより、大腸内視鏡検査における病変の検出から鑑別までの一連の工程を AI が支援し、内視鏡検査に携わる医療従事者の負担軽減を目指すとしています。

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