株式会社CureApp(キュア・アップ / 本社:東京都中央区 代表取締役社長兼医師:佐竹 晃太)は、同社が開発し2022年9月より販売を開始し、保険適用により医師による処方が可能となった「高血圧症向け治療アプリ」が、日本全国47都道府県の医療機関で導入されたことを発表しました。
日本国内において、国民病とも言われている高血圧症は潜在患者が4,300万人と多く、関連死亡者数は年間10万人にも及んでいます。関連医療費も膨大である一方で、院外患者数の多さや初期段階における自覚症状が出にくく、危機感を感じにくいことから治療を積極的に受ける人が極端に少ない現状が存在します。高血圧症の治療には、生活習慣の修正と定着化が重要でありながら、個人で継続的に取り組むには難しい現状があります。
スマート降圧療法について
CureAppが開発する高血圧症向け治療アプリと医師の指導を組み合わせて行うプログラム。病院受診時以外の日常生活において、高血圧症の正しい知識獲得のサポート、食生活や運動面でのサポートを提供しており、現在は全国1,000を超える医療機関で導入されています。
患者ごとに個別化された治療ガイダンス(患者が入力した情報に応じた食事、運動、睡眠等に関する知識や行動改善を働きかける情報)を身近なスマートフォンを介して直接かつ継続的に提供します。行動変容を促し患者の正しい生活習慣の獲得をサポートすることで、継続的な生活習慣の修正と定着が可能となり、減塩や減量を通じた血圧の低下という治療効果をもたらすことを意図しています。
また、医師側においても患者さんの診療時以外の日々の生活習慣の修正状況が医師アプリにより確認できるため、限られた時間内での診療の質の向上に寄与することを意図しています。