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2024年4月医師の働き方改革を見越し医師の声から生まれた、臨床現場の課題解決ツール「AI論文検索(α版)」提供開始

メドピア株式会社(東京都中央区、代表取締役社⻑ CEO︓⽯⾒ 陽、以下メドピア)は、⽣成AIを⽤いた論⽂検索・要約サービス「AI論⽂検索(α版)、以下AI論文検索」の提供を開始しました。

開発背景

⽇本の医療提供体制は、OECD(経済協⼒開発機構)加盟国の中でも、⼈⼝1,000⼈当たりの病床数や医療機器数、さらに国⺠皆保険制度があるため1⼈当たりの病院受診回数などが多く、⼿厚いサービス体制が構築されています。しかしながら、⼈⼝1,000⼈当たりの医師数は6番⽬に低く、常勤勤務医の約4割は時間外労働が960時間を超えている状況であり、世界トップレベルの医療提供体制を医師の⻑時間勤務で維持していることが推測できます。そうした状況の中、2024年4⽉より医師の働き⽅改⾰がスタートし、時間外労働の上限規制が実施されます。この制度により、医師の臨床にかける時間の削減が迫られており、“医療の質”の確保に対して懸念の声が上がっています。実際に「MedPeer」会員に調査を実施したところ、「医師の働き⽅改⾰による医療の質の低下に懸念がある」と⼀定数(約3割)の医師が回答し、医師の働き⽅改⾰実施と共に業務効率化、タスクシフトなど医師の業務負担軽減が求められています。

メドピアでは、医師の働き⽅改⾰スタートやそれに伴う業務効率化のニーズの⾼まりを受け、医師の臨床業務を効率化することで、結果として患者様個別に最適な医療を届けるための新たなサービスを検討してきました。そこで、「MedPeer」の医師会員への調査をしたところ、医師の約4割が⽉に4本以上、1割超が⽉に11本以上論⽂を読んでいることがわかりました。さらに論⽂検索に関しては、既存の検索サービスの検索精度の低さから、キーワードを何度も変更・検索を⾏う場合も多く、臨床課題の解決に必要な情報を⾒つけるためにかなりの⼿間がかかっているといった点も課題となっていることが医師への調査からわかっています。加えて、ChatGPTなど⽣成AIに関して医学情報の検索利⽤についてポジティブな意⾒が多数となっていることから、⽣成AIを活⽤した論⽂検索ツール「AI論⽂検索」の提供を開始いたしました。

医師からも「業務効率化」「負担軽減」への期待の声

医師3名が「AI論文検索」α版を実際に先行して利用した結果、平均約20%閲覧時間が削減されたと効果を実感しており、医師の働き方改革が推進される中で、臨床にかける時間、医療の質の確保に寄与することが期待できます。

5分以内でエビデンス確認ができることを目指す「AI論文検索」とは

「AI論文検索」は、臨床課題を解決するためエビデンス(論文)の検索にかかる時間と手間を削減するサービスです。これまでの論文検索では英語での検索が一般的なため、日本語から英語への翻訳という手間が発生することや、複数の論文のタイトルや抄録を確認し臨床課題への回答作成の必要があることで、多くの手間がかかっていました。

こうした課題に対し「AI論文検索」では、臨床課題を日本語で検索でき、検索文に関連する論文をPubMedからAIが抽出します。さらに論文の抄録から臨床課題への回答をAIが作成することで、エビデンスの確認に必要な時間を減らすことが可能となりました。

【特徴】

・日本語検索対応

・PubMedから関連度や臨床上重要度が高い論文を表示

・臨床課題への回答自動作成

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