AIなどを応用したデジタルヘルス製品の日本への導入を目指す丸紅㈱100%子会社であるクレアボ・テクノロジーズ㈱(社長:山田理一)は、米国Enlitic社が開発した人工知能(AI)技術を活用した医用画像の整理・標準化、匿名化システム「Curie|ENDEX™」と「Curie|ENCOG™」について、日本での販売を開始しました。
Enlitic社は、AIを用いてX線、CT、MRI等の医用画像診断システムの開発を行う米国企業です。クレアボの親会社である丸紅株式会社はEnlitic社が開発した胸部単純X線用医用画像診断支援システムを提供しており、これに加えて両製品の日本およびAPAC市場における独占販売権を取得しました。日本市場への販売は、クレアボが販売代理店として行います。
現在、医療現場では、疾病の診断や治療方針の決定、手術後のフォローアップ等様々な場面で医用画像が利用されています。一方、人々の健康意識の高まりや撮影装置の技術革新に伴い、医用画像が増え、診断を行う医師の負担が増加していることが医師の働き方改革推進上の課題となっており、課題解決に向けたデジタル技術の活用や医療連携が急務となっています。
Curie|ENDEX™は、医用画像の情報をAIを用いて診断に有効な統一された用語体系で整理・標準化することができ、医用画像の検索を容易にし、医師の診療に関わる時間の短縮を進める製品です。一方、Curie|ENCOG™は医療連携に不可欠な個人情報保護に適応した製品で、医用画像に残る個人情報を匿名化します。両製品により、病院外への医用画像の提供を容易にし、医療連携推進に寄与します。尚、Curie|ENDEX™は既に欧米にて販売されており、各国の医療機関や医師をサポートしています。