株式会社エムティーアイは、医療機関を対象に、ランサムウェアなどのサイバー攻撃から医療情報システムを守る『CARADAセキュリティサービス』の提供を3月より開始します。『CARADAセキュリティサービス』は、電子カルテをはじめ、診療予約システムや会計システムなど医療機関で活用される様々な医療情報システムの脆弱性診断から、リスクの洗い出し、対策の提案、セキュリティ体制構築に関するコンサルティングまで幅広くサポートします。
総務省によると、インターネットなどのネットワークを通じて、サーバーやコンピュータに保存されているデータの改ざんや破壊、窃取などを行うサイバー攻撃の脅威は近年増加傾向にあり、2021年の国内におけるサイバー攻撃関連通信数は5年前と比較すると3.7倍にのぼります。特に医療機関においては、ウイルスに感染すると端末内のデータが使用できなくなり、データを復号する対価として金銭を要求される「ランサムウェア」の被害が増加しているため、厚生労働省より注意喚起が行われています。医療機関がサイバー攻撃の被害を受けると、電子カルテなどの診療や治療に必要な患者のデータが使用できなくなることにより、安全で継続的な医療体制の提供が脅かされます。また、信頼性低下だけでなく、システム復旧などのコストも発生するため、早急な対策が必要です。このような背景を受け、これまでヘルスケアの領域で様々な個人向けサービスや医療機関向けシステムを提供してきたノウハウを生かし、サイバー攻撃などから医療情報システムを守る『CARADAセキュリティサービス』を開始します。本サービスは3つのプランがあり、認証・セキュリティサービスなどで20 年以上の実績を持つサイバートラスト株式会社と連携しながら、医療機関の情報セキュリティ体制の現状やニーズに合わせたサポートが可能です。