株式会社レイヤード(旧メディアコンテンツファクトリー、本社:福岡市博多区、代表取締役:毛塚牧人 以下レイヤード)と株式会社Medii(東京都渋谷区、代表取締役医師:山田裕揮、以下Medii)は業務提携を行い、WEB問診『Symview』と医師専用オンライン専門医相談サービス『E-コンサル®』を連携することを発表しました。
本業務提携の背景
コロナ禍を経て、行政により発熱時の症状はまずかかりつけ医を受診するよう推奨されたことで、生活者がかかりつけ医をもつことの重要性が再認識されました。さらに、「経済財政運営と改革の基本方針2022」でかかりつけ医機能を発揮するための制度整備が明記されたことで、政府の動きも活発になっています。かかりつけ医は地域医療のゲート・キーパーとして、生活者にとって医療・健康の相談窓口となり、幅広い症状に対応することが求められます。ただし、医師であっても、すべての領域・診療科において専門家というわけではないため、困難な症例に出くわした場合には専門医の知見・サポートを必要とします。かかりつけ医機能を強化していくためには、かかりつけ医と専門医がシームレスにつながれる仕組みづくりが必要だといえます。しかし、厚生労働省が示した医師偏在指標では、最上位の都市部と最下位の地域の格差は約11倍にのぼり、日本における医師偏在が深刻な問題となっています。かかりつけ医が相談できる専門医が地域にいないことで、生活者が受けられる医療に格差が生じてしまうリスクがあります。そこで、かかりつけ医が症状や既往歴などの患者情報を深堀りして収集するWEB問診『Symview』と、医師専用オンライン専門医相談サービス『E-コンサル®』が連携することで、かかりつけ医がいつでも専門医に相談できる仕組みを構築し、地域によらない「かかりつけ医機能の強化」を加速させることを目指します。
WEB問診『Symview』と医師専用オンライン専門医相談サービス『E-コンサル®』の連携
かかりつけ医がWEB問診『Symview』で収集した情報の中で専門医のアドバイス・見解を求めたい症例に出会った場合、『Symview』から『E-コンサル®』に連携し、専門医に相談できるようになります。今後、かかりつけ医が専門医に相談しやすくなるよう、問診内容に応じて専門医への相談をサジェストするなど機能面の強化も行っていく予定です。個人が特定されるような情報が伏せられることはもちろん、医療情報をよりセキュアにやり取りできることで、かかりつけ医と専門医のコミュニケーションを促進し、より良い医療体験づくりに貢献します。