低侵襲治療の世界的リーダーで内視鏡手術支援ロボット分野のパイオニアであるインテュイティブサージカル(NASDAQ:ISRG 以下、インテュイティブ)の日本法人、インテュイティブサージカル合同会社(社長:滝沢一浩)は、手術支援ロボット、ダビンチサージカルシステムの最新モデルとなる「ダビンチSPサージカルシステム(販売名: da Vinci SP サージカルシステム、以下、「ダビンチSP」)」について、9月22日付で厚生労働省より製造販売承認を取得したと発表しました。
インテュイティブは、これまで日本において「ダビンチ Xiサージカルシステム」を中心に複数のロボットアームから成るマルチポートシステムを販売してきました。「ダビンチSP」はアームが1本のみのシングルポートシステムで、ダビンチサージカルシステムのコアテクノロジーである「Vision(より良い視野)」、「Precision(正確性)」、「Control(制御性)」はそのままに、アクセスに制限のある術野にアプローチできるよう設計されています。マルチポートシステムでは複数必要となる体表の切開創が、「ダビンチSP」では最少「1つ」になることで、内視鏡下手術に伴う患者の体への負担をさらに軽減することが期待できます。「ダビンチSP」は従来のシステムと同様にペイシェントカート、サージョンコンソール、ビジョンカートの3つのコンポーネントから成り、執刀医は、患者と同じ手術室内のサージョンコンソールからロボットアームを操作して手術を行います。
製品概要
販売名:da Vinci SP サージカルシステム (承認番号:30400BZX00220000)
da Vinci SP インストゥルメント (承認番号:30400BZX00219000)
da Vinci SP カメラ (認証番号:304ACBZX00010000)
da Vinci SP ポートアクセサリ (認証番号:304ACBZX00013000)
da Vinci SP アクセスポートキット (認証番号:304ACBZX00014000)
da Vinci SP サージカルドレープ (届出番号:13B1X10126000005)
適応領域:一般消化器外科、胸部外科(心臓外科並びに肋間からのアプローチによる手術を除く)、泌尿器科、婦人科および頭頸部外科(経口的手術に限る)