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アイリス株式会社、「nodoca®」を用いた感染症診断が保険適用。AI医療機器を用いる診断への新機能・新技術区分での適用は日本初。

アイリス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:沖山翔、以下「アイリス」)は、AI搭載の咽頭内視鏡システムnodoca(販売名「nodoca(ノドカ)」)を用いてインフルエンザウイルス感染症の診断を行った場合について、公的保険適用が中央社会保険医療協議会により了承されたことを発表しました。

nodocaの保険点数について

nodocaを用いたインフルエンザウイルス感染症検査の保険点数(診療報酬)は、305点(3,050円)とされることが中央社会保険医療協議会によって了承されました。305点は、現在医療現場で広く用いられているインフルエンザウイルス迅速検査キットを用いた診断と同じ点数であり、同検査キットを用いた場合と患者費用負担・医療機関収入は同額です。

nodocaについて
nodocaは、咽頭(のど)の画像と問診情報をAI解析し、インフルエンザウイルス感染症に特徴的な所見等を検出することでインフルエンザウイルス感染症の診断の補助ができるAI医療機器です。nodocaは、日本で初めて「新医療機器」として承認を取得したAI搭載医療機器となります。nodocaのAIアルゴリズムは、のべ100以上の医療機関、10,000人以上の患者の協力のもと収集された、50万枚以上の咽頭画像データベースを元に開発されています。また、AI解析に適した咽頭画像を撮影するための専用カメラを自社で独自に設計・開発しており、口腔内・咽頭の鮮明な撮影を実現しました。インフルエンザ濾胞(ろほう)がインフルエンザウイルス感染症の診断に有用であることは日本人医師である宮本昭彦医師の発見と報告により知られていましたが、インフルエンザ濾胞を視診のみで高精度に見分けるには熟練の医師による判断が必要とされていました。アイリスは、熟練医の視診をAIによって再現した、nodocaを開発しました。nodocaは今冬の発売開始をが予定されています。

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