IT

症例と医療機器の情報共有ができるサイト「medeco」登場

疾患名や症例から適した医療機器を検索できる

株式会社Medecoは、2022年5月27日、症例と医療機器の情報共有サイト『medeco』をリリースしたと発表しました。

同社は、医療情報の流通基盤構築に取り組む企業です。『medeco』は、疾患名や症例から適した医療機器を検索できるサービスであり、情報流通を通じた医療従事者の意思決定や機器メーカーの販売促進/製品開発への支援が図られます。

情報集約へのニーズが高まっていた

医療関係者は現在、医療機器についてインターネットで調べることが多くなっています。しかし、診療科/病院の規模/適用症例ごとに最適な機器を検索する手間は大きな負担であり、情報集約へのニーズが高まっていました。

また、今般のコロナ禍によって製品デモの機会が減少し、リアルの場における機器の情報共有はますます困難になっています。さらに、「他の医師の症例から学びたい」という医師のニーズも近年は顕在化しており、症例の共有サービスも増加中です。

医療機器をめぐるこうした現状に対応すべく、同社は今回『medeco』をリリースするに至りました。

効率化支援や医師が学ぶ場の提供にも取り組む

『medeco』では、症例と合わせて使用された医療機器の情報が把握できるため、医療従事者は医療機器検討の判断材料にすることが可能です。また医療機器販売業者は、症例と紐づけられた医療機器の情報を収集し、製品開発に活用することもできます。

同社は今後『medeco』において、医療行為の周辺業務における効率化支援や医師が学ぶ場の提供、また医療機器ディーラーの製品検索支援などにも取り組むとしています。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

medeco – 株式会社Medeco
https://lp.medeco.io/

疾患名や症例から適した医療機器を検索できるサービス、全国の医療従事者へ無償提供 – PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/

関連記事

  1. MICINのオンライン診療アプリ「クロン」、医療機関の検索機能を追加

  2. リアルタイム遠隔医療システム「Doctor Cart」を新発売

  3. 株式会社アナムネ、宮城県丸森町と連携して「anamne」を活用した実証…

  4. デジタルバイオマーカー開発のテックドクター、Google Pixel …

  5. 分散化臨床試験支援「MiROHA」、説明同院の遠隔化機能を実装

  6. エルピクセル、国立成育医療研究センターと「小児白血病診断支援システム」…

最近の記事
PAGE TOP