介護記録に基づく転倒転落予測の解析を可能に
株式会社FRONTEO(以下、FRONTEO)が、介護施設でも使用可能となる転倒転落予測AIシステム「Coroban」の新機能を開発したと、2月21日に発表しました。
「Coroban」は、自然言語処理AIエンジン「Concept Encoder」を活用し、電子カルテに記載された看護記録から転倒転落リスクを予測してアラート表示するシステムで、2020年1月には特許を取得、同年3月には日本転倒予防学会推奨品に認定され、現在医療機関への導入が進んでいます。
高齢者は転倒・転落することで、寝たきり状態になったり、認知症の進行につながったりするため非常に危険です。医療機関と同様、介護施設でもさまざまな対策が講じられていますが、生活の場となるために医療機関よりも予防することが一層困難で、現場は対応に苦慮している現状があります。そこでそういった課題解決に寄与するべく今回、FRONTEOが介護施設でも「Coroban」の使用を可能にしました。
自由記述のテキストデータや発話内容などの解析が可能
「Coroban」には、FRONTEO独自の自然言語解析AIである「Concept Encoder」が採用されており、自由記述のテキストデータや発話内容・言葉の使用傾向などの解析が可能。医師と患者の日常会話から認知症のスクリーニングができます。
テキスト以外のデータ共解析も可能で、ライフサイエンス領域に蓄積されてきた遺伝子発現情報・バイタルや、各種検査値などの数値データとの共解析研究が進められています。
(画像は株式会社FRONTEO ホームページより)
▼外部リンク
株式会社FRONTEO プレスリリース
https://www.fronteo.com/20220221
株式会社FRONTEOのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000445.000006776.html