『COVID-19-ResQプロジェクト』の成果
株式会社アドダイスは、2021年9月17日、同社の医療用AI『トリアージAI』についてPMDA(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)との全般相談実施を発表しました。
同社は、自律型AIの提供により社会課題の解決を目指しているスタートアップ企業。コロナ禍に対応すべく、医療機関などと連携して『COVID-19-ResQプロジェクト』も展開しており、『トリアージAI』も同プロジェクトの成果として開発されています。
迅速かつ客観的なトリアージを実現
『トリアージAI』は、新型コロナウイルス感染症の重症度/重症化リスクを「リスクスコア」として数値化するAIです。この「リスクスコア」により医師は、経験値や地域差などに左右されない判断が可能となり、迅速かつ客観的な患者施設間搬送トリアージを行うことができます。
「リスクスコア」の数値化に際しては、ウェアラブルIoTによって測定した健康データに加えて、ECMOといった機器の使用履歴や基礎疾患に関する診療データを活用。また『トリアージAI』は学習によって精度を向上し続ける自律型AIである点も特徴であり、次々と誕生する変異株への対応も可能としています。
承認取得の最初のステップ
特定の病気の治療/診断/予防を行うアプリやソフトは、医療機器として承認を得ることが必要です。PMDAはこの承認を行う機関であり、『トリアージAI』の全般相談は承認取得の最初のステップとして実施されました。
なお『トリアージAI』は、2022年3月のリリースが予定されています。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
【日本初挑戦】『トリアージAI』について、PMDAに全般相談実施 – 株式会社アドダイス
https://ad-dice.com/news/210917_press/