医療機関を対象として2021年5月に調査
ミーカンパニー株式会社は、オンライン診療料届出状況に関する調査を実施し、その結果概要を2021年7月20日に発表しました。
同社は、病院/診療所/調剤薬局などのデータベース『スクエル』を運営する企業。今回の調査は、オンライン診療の普及に地域差があるかどうかを明らかにすべく、保険診療の届出がある医療機関を対象として同年5月に実施されています。
最多は東京都、最小は高知県
今回の調査では、オンライン診療料の施設基準届出を行った全国の医科医療機関の件数を算出。結果、2021年5月時点での医科の届出総数は6790件となりました。診療報酬改定直後の時点では、オンライン診療料の届出数は2000件に満たなかったため、改訂からの約1年で届出数は約3.4倍に増えたことになります。
この調査では診療料届出状況の地域差にも注目し、結果をランキング形式でまとめています。オンライン診療料の届出が最も多かったのは、1340件の東京都。次点には、668件の神奈川県や573件の大阪府が入りました。最も少なかったのは、22件の高知県となっています。
受診控えがオンライン診療の拡大に繋がった
診療報酬改定を経てオンライン診療料の届出が急増した動きについて、同社はコロナ禍の影響を指摘。以前から診療の情報化が推進されていたことに加えて、コロナ禍による受診控えなどがオンライン診療の拡大に繋がったと考察しています。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
SCUEL DATA REPORT ~ オンライン診療体制の最新情報 – ミーカンパニー株式会社
https://scueldata.me/news/2021/07/20/5507/?from=refprt009
スクエル オンライン診療の今 2021 普及状況ランキング – PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/