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アボット、AI搭載の循環器OCT画像診断装置用ソフトウェア「UltreonTM 1.0」を発売

医師の経験だけでなく定性/定量的な観点からの診断

アボットメディカルジャパン合同会社(以下、アボット)は、経皮的冠動脈インターベンション治療に使用される血管内光干渉断層法(OCT)画像診断装置に、国内で初めて人工知能(AI)を搭載した新しいソフトウェア「Ultreon 1.0 ソフトウェア」(以下、Ultreon)を発売しました。

OCTは近赤外光を用いることで、高解像度の冠動脈画像を提供し、ステントのサイズ選択、留置、意思決定をサポートする画像診断装置で、画像診断には高度な専門知識と多くの症例経験が必要とされています。

これに対し、Ultreonは、AIによって血管の石灰化を自動的に定量化して表示することから、医師の経験だけでなく定性/定量的な観点から最適な治療のための意思決定を行うことが可能となりました。

使いやすいユーザーインターフェース

AIによる特徴としては、まず、血管の外弾性板と石灰化組織を自動検出し色別表示、プルバック中の石灰化角度と 血管の最大厚さをリアルタイムで提示できることが挙げられます。

また、1つの画面上で、最適なステント位置の確認、血管内腔径、病変長を表示し、リアルタイムの血管造影画面を並列することで、容易に正確なステント留置を実現しており、その後、血管拡張とステント留置の結果を表示。

こうしたAIの特徴と、使いやすいユーザーインターフェースが、医師の一貫した病態診断やステントの選択、配置、および治療方針の最適化を支援します。

また、経皮的冠動脈インターベンション治療後に、医師が患者の複数のプルバック画像を比較することも可能です。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

アボットメディカルジャパン合同会社 プレスリリース
https://www.abbott.co.jp/

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