データを秘匿化した状態のままで計算・解析を行う技術
株式会社FRONTEO(以下、FRONTEO)がAI医療機器における秘密計算の技術開発を開始したと、6月3日に発表しました。
FRONTEOでは現在、臨床試験中の「会話型 認知症診断支援AIプログラム」などを含めて、言語系AIを中核とした開発・運用を行っています。
それらのAI医療機器などでは高度な医療情報が取り扱われるため、高度なセキュリティ水準が求められます。そこでFRONTEOは秘密計算技術を導入することで、データの機密性を確保し、患者・医療機関などのデータ保有者が安心してデータ提供できる環境を構築します。
自然言語解析AIを採用、言葉の使用傾向の解析が可能
「会話型 認知症診断支援AIシステム」には、FRONTEO独自の自然言語解析AIである「Concept Encoder」が採用されており、自由記述のテキストデータや発話内容・言葉の使用傾向などの解析が可能。医師と患者の日常会話から認知症のスクリーニングができます。
同システムは、専門医だけでなく一般医(家庭医)による使用ができ、遠隔診療などにおいての活用が可能です。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社FRONTEO プレスリリース
https://www.fronteo.com/20210603