専門医がオンラインで臨床試験参加の適格性を確認
3Hクリニカルトライアル株式会社(以下、3Hクリニカルトライアル)が、臨床試験紹介システム「Insight Gateway」を開発・運用開始したと、4月23日に発表しました。
「Insight Gateway」はがん患者がオンラインで、専門医に臨床試験について相談ができる臨床試験紹介システムです。同システムを3Hクリニカルトライアル株式会社が開発し今回、国立研究開発法人 国立がん研究センター 東病院 先端医療科にて運用を開始しました。
同システムを活用することで、患者が医療施設に来院する前に、専門医がオンラインで臨床試験参加の適格性を確認し、臨床試験の紹介なども可能です。また、がん患者が臨床試験へ参加できる選択肢も広がります。
厳密な適格基準で臨床試験に参加できないケースを減らす
2020年8月に国民がより治験参加を検討しやすいように、「治験の実施状況の登録について」の内容を広げた情報が公開され、がん患者やその家族などが臨床試験の情報に接する機会が増加してきています。
しかし一方で、臨床試験への参加は厳密な適格基準があり、がん患者自らが見つけた臨床試験に参加できないことも多いのが現状です。
そこで3Hクリニカルトライアルが「Insight Gateway」を開発、国立研究開発法人 国立がん研究センター 東病院 先端医療科での運用を開始し、同先端医療科で実施している臨床試験について、がん患者さんがオンラインで直接相談できる取り組みを開始しました。これにより、がん患者が医療施設へ来院した際、臨床試験に参加できないといったミスマッチを減らすことに寄与していきます。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
3Hクリニカルトライアル株式会社 プレスリリース
https://3h-ms.co.jp/archives/news/12396
3Hクリニカルトライアル株式会社のプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000093.000013827.html