AI

キヤノンメディカルシステムズ、AiCE-iをPETに適用した「Cartesion Prime」を発売

ディープラーニングを用いて設計された画像再構成技術

キヤノンメディカルシステムズ株式会社(以下、キヤノンメディカルシステムズ)は、ディープラーニングを用いて設計された画像再構成技術「Advanced intelligent Clear-IQ Engine-integrated」(以下、AiCE-i)を、PET部とCT部の両方に搭載したDigital PET-CT「Cartesion Prime」の販売を開始しました。

AiCE技術は、ノイズ成分とシグナル成分を識別することでノイズを選択的に除去する画像再構成技術です。

今回発売を開始した「Cartesion Prime」は、このAiCE技術を新たにPETにも適用しており、これにより、一層の画質向上と検査の効率化を実現するとともに、被検者の検査負担を軽減し、より質の高い医療の実現に貢献します。

PETにおけるAiCE-iは、設計段階においてAI 技術のディープラーニングによってノイズを特徴量とした学習を行っているため、ノイズの少ない高画質PET画像を提供できます。また、ガウシアンフィルタに代表される平滑化フィルタを使用しないため、コントラスト向上とノイズ低減が可能です。

高画質、検査の効率化、低被ばく

Deep Learningは昨今急速に進化を続けるAIにおいて、基盤となる重要な技術であり、Deep Learning再構成はCTにおける高画質・低被ばくに貢献する革新的な画像処理手法です。

そして、Deep Learningを用いて設計したCT画像再構成技術「AiCE-i」をPET画像再構成へ取り込んだ「Cartesion Prime」を2019年に発売しました。

「Cartesion Prime」は、PET検出器に半導体を用いることでTime-of-Flight PETの重要な性能指標である時間分解能において280ピコ秒未満を達成し、また高感度・大視野の検出器によって効率的なデータ収集を可能としたハイエンド装置となっています。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

キヤノンメディカルシステムズ株式会社 プレスリリース
https://jp.medical.canon/

関連記事

  1. AIメディカルサービス、フランス第2の国立大学病院であるHospice…

  2. NECとBostonGene、AI分析でがん患者の個別化治療を支援

  3. FRONTEOが「会話型 認知症診断支援AIプログラム」の臨床試験を予…

  4. 病院のAIセキュリティ対策などを説く無料セミナー、6月23日開催

  5. EIRL Brain Segmentation、頭部CT画像から高吸収…

  6. FRONTEOがAI医療機器における秘密計算の技術開発を開始

最近の記事

PAGE TOP