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FRONTEOの論文探索AI、東京女子医科大学 先端生命医科学研究所が導入

先端工学外科学分野とライセンス契約を締結

株式会社FRONTEOは、2021年3月18日、論文探索AIシステム『Amanogawa』のライセンス契約を、東京女子医科大学 先端生命医科学研究所 先端工学外科学分野との間で、締結したと発表しました。

『Amanogawa』は、大量の論文から検索内容に関連する論文を瞬時に検出するAIシステム。論文探索を大幅に効率化することにより、人間では気付きづらい視点からの新薬ターゲット発見などを可能にしています。

AIエンジン『conceptencoder』を搭載

株式会社FRONTEOは、データ解析を通じて様々なビジネスの課題解決を支援している企業です。膨大なテキストデータから重要な情報を抽出すべく、自然言語処理に特化したAIエンジン『KIBIT』と『conceptencoder』を自社開発。2014年以降はライフサイエンス分野などにも進出し、創薬支援や認知症診断支援なども行っています。

同社の『Amanogawa』は、AIエンジン『conceptencoder』を搭載することにより、生物医学領域の膨大なデータベース『PubMed』の検索を容易化したシステム。研究者が興味のある単語・仮説を入力すると、『PubMed』掲載論文から『conceptencoder』が関連論文を瞬時に検出します。検索結果は類似度によってマップ状にプロットされるため、視覚的な論文探索も可能です。

表現・用語の違いに影響されずに論文が探索できる

東京女子医科大学 先端生命医科学研究所 先端工学外科学分野では、様々な専門性を持つ研究者がIoT・AI・ロボットを活用した医療機器などの研究開発を行っています。専門分野ごとの表現・用語の違いに影響されずに論文が探索できる点を評価し、今回『Amanogawa』を導入するに至ったとのことです。

株式会社FRONTEOは今後も、AIシステムの提供を通じて医学・医療産業の発展に貢献するとしています。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

東京女子医科大学 先端生命医科学研究所 先端工学外科学分野と『Amanogawa』のライセンス契約を締結 – 株式会社FRONTEO
https://www.fronteo.com/20210318

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