介護職員の排泄ケア業務の負担を軽減
新東工業株式会社(以下、新東工業)は、主に介護施設向けにウェアラブルで排泄情報を検知する「Aiserv排泄検知システム」の販売を開始しました。
高齢化が進み過重労働等が深刻化している介護現場では、業務改善や効率化が求められている状況であり、特に被介護者の排泄ケア業務については、介護職員の身体的・精神的負荷が大きい上、昨今では感染症に対する懸念もあるため、清潔で安全な排泄ケア環境の実現が求められています。
今回発売された「Aiserv排泄検知システム」は、おむつ内側に装着した排泄センサが、被介護者の便・おならを感知し、その情報を無線通信で表示端末へリアルタイムに送信することによって、被介護者の排泄情報を介護職員に通知するものです。
これにより、介護職員は、被介護者の排泄状況を確認せずに、受信時におむつ交換作業を行うことができるため、排泄ケア業務の負担を軽減することができ、また、その他の業務を効率的に行うことができます。
そして、被介護者は、迅速な排泄後ケアにより、皮膚トラブルが軽減できるとともに、夜間は適切なタイミングでおむつを交換してもらえるので、無駄な訪問がなく安眠できるなど、生活の質の向上にも繋がります。
軽量・コンパクトでウェアラブル
「Aiserv排泄検知システム」の使用方法は、まず、排泄センサの電源をONにし、指定の撥水性不織布袋に入れて面ファスナーで留め、おむつ腹部ギャザーの内側に取り付けます。便、おならなど排泄のニオイを排泄センサが検知し、表示端末に排泄状況を通知します。検知後、無線通信により表示端末に排泄状況を通知します。
センサ本体のサイズは65mm×50mm×13mmとコンパクト、重量も24gと軽量になっています。電池式で連続稼働時間は約7日間です。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
新東工業株式会社
https://www.sinto.co.jp/system/data/20210105_ii8l5.pdf