医療機器

新製品「医療用バイタルセンサ Cyvis M100」に関するお知らせ

CYBERDYNE株式会社(以下、同社)は、「小型ホルター心電計 医療用バイタルセンサ Cyvis M100(以下、本製品)」について、第三者登録認証機関より医療機器としての認証を取得し、厚生労働省より保険適用希望書が受理されたことを発表しました。


同社は、IoH/IoT(ヒトとモノのインターネット)化されたサイバニックデバイスおよびインターフェースを通じ、医療分野と非医療分野が相互に連携・融合し、包括的メディカル・ヘルスケアを実現する「サイバニクス医療健康イノベーション」を推進しています。本取り組みの一環として、一人ひとりに最適化された健康管理や疾病の予防・診断・治療プログラムを提供するため、日常的にメディカル・ヘルスケアデータを収集・解析・AI処理する「Cyvis(サイビス)」シリーズの開発および製品化を進めています。

本製品は、本シリーズを構成するデバイスとして、心臓の活動を連続的に記録し、不整脈などの心疾患を検出するホルター心電図検査に対応します。軽量・コンパクト設計で取り扱いが容易であり、1回の充電で最大10日間の連続計測が可能です。また、収集したデータをクラウド上にある統合サイバニックシステムに送信することで、遠隔モニタリングも可能となります。

2025年1月1日以降、本製品を使用したホルター型心電図検査(D210 ホルター型心電図検査 8時間を超えた場合)に対しては、1,750点(17,500円)の保険適用が可能となります。

ホルター心電図検査は、多様な心疾患の診断に用いられますが、特に心房細動の早期発見は脳卒中の予防において極めて重要です。脳卒中は日本における介護が必要となる主な原因の1つであり、心房細動に起因する心原性の脳梗塞の場合、特に重症化しやすく、死亡リスクや後遺症・再発のリスクが高いとされています。本製品の長時間計測機能により、通常の24時間計測では検出が難しかった発作性心房細動の早期発見の可能性が上がり、早期治療による予防や再発防止が期待できます。

本製品は、2025年1月以降、段階的に販売を開始される予定です。

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