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NTTデータが開発した脳MRI診断支援AI技術をエルピクセルが「EIRL AI パートナープログラム」で製品化

エルピクセル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:鎌田富久、以下「エルピクセル 」)は、株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役:佐々木裕、以下「NTTデータ」)がメッドサポートシステムズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:谷川ひとみ、以下「メッドサポートシステムズ 」)の協力の元開発した脳MRI診断支援AI技術について、パートナー企業の製品化・販売を支援する「EIRL AI パートナープログラム」を通して、エルピクセルが製品化・販売を行うことで合意したことを発表しました。

背景

NTTデータは、独自のAI技術を用い、脳MRIに対する診断支援AIを2019年より開発してきました。MRIによる診断は、大量の画像を注意深く読影することが必要となる読影を行う医師にとって負荷の高い業務です。近年、高齢化を背景に予防目的の人間ドックでのMRI撮影件数が増加するなど、脳MRIの読影を行う医師の負担がさらに高まっており、診断支援AIによる診断の質の担保と読影の効率化が求められています。一方で、AI技術が医療機関における診断に使用されるまでには、医療機器開発体制構築・医療機器としての薬事承認・認証取得や、既存の医療ITシステムへの接続・販売網の構築など、AI開発企業にとって様々なハードルが存在しています。

エルピクセルは、診断支援AI分野でのフロントランナーとして、自社で製品企画〜データ収集〜開発〜薬事〜販売まで一貫して行う体制を構築しており、9製品の薬事承認・認証を取得・販売しています。また2024年1月より、これまで蓄積した自社のノウハウを活用し、パートナー企業の製品化・販売を支援する「EIRL AI パートナープログラム」を開始しています(1)。同月には、「EIRL AI パートナープログラム」の初のパートナーとして、iSurgery株式会社との販売提携を開始(2)しており、パートナー各社とともに医療AIの社会実装を加速し、誰もが安心な医療を受けられる社会の実現を目指しています。

「EIRL AI パートナープログラム」による脳MRI診断支援AI技術の製品化

NTTデータが開発した脳MRI診断支援AI技術について、エルピクセルが医療機器品質マネジメントシステムに対応した製品開発と薬事戦略の立案から性能評価・薬事申請までの一連の薬事対応を行うことで製品化し、医療機関に販売します。EIRL Platformに搭載することで、接続実績がある複数の国内の主要PACS(3)メーカーとの接続が可能となります。また、EIRL Brain Aneurysm(4)、EIRL Brain Metry(5)、EIRL Brain Segmentation(6)など既存のEIRL Brainシリーズとともに提供することで、脳ドックや頭部外来診療における画像診断の包括的な支援を目指すとしています。

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