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手術支援用ロボット研究開発のスタートアップF.MED株式会社が、世界最大のテクノロジースタートアップカンファレンス「TiEcon 2023」で「TiE50」に選出

F.MED株式会社(代表取締役 下村景太)は、2023年5月3日〜5日の期間、カリフォルニア州サンタクララで開催されたTiEcon2023カンファレンスにおいて、テクノロジー系スタートアップから50社を選抜して表彰する「TiE50 Awards」を受賞しました。

TiEconはシリコンバレーを本部とする世界最大の企業家支援非営利組織TiE(The Indus Entrepreneurs)の主催する、企業家、大企業経営層、投資家を対象とした世界最大のテクノロジー系ビジネスカンファレンスです。今年度のTiEcon 2023は5月3日から5日までの3日間にわたりカリフォルニア州Santa ClaraのSanta Clara Convention Centerで開催され、Keynote speechや、暗号資産、AI、ヘルスケアなど各トピックに関するシンポジウムなどが実施されました。TiE50は毎年実施されているそれらTiEcon期間中イベントの一つであり、世界数千社のアーリー〜ミドルステージのスタートアップ企業から審査によって50社を選抜し、表彰します。F.MEDはTiEの日本分科会であるTiE Japanの推薦を受け、審査の結果受賞をする事が出来ました。F.MED株式会社はさらにその中から選抜された12社の1社として、ステージ上で聴衆に向けたピッチを実施する機会を得ることが出来ました。

F.MED株式会社は、九州大学先端医療オープンイノベーションセンター(福岡県福岡市)で実施されてきたマイクロサージャリー支援ロボットの事業化を目的に、2021年3月に設立されました。マイクロサージャリーは直径1mm程度の血管等を縫ってつなぎ合わせる手術の技術で、乳がんや頭頸部がん手術後の再建手術、リンパ浮腫の軽快化手術、事故等で切断された指の再接着手術などに応用が可能です。しかし、非常に繊細な操作が要求されるため、実施できる医師や医療機関が限定的かつ地域的な偏在も存在するのが実情です。また、実施できる様になるためには数年にもおよぶ長い訓練が必要とされています。この課題を解決するために、医師の動作を縮小化かつ手の震えを除去して正確に再現する支援ロボットを開発し、技術習得に必要な期間を劇的に短縮させ、マイクロサージャリーを実施できる医師を増やし、その結果マイクロサージャリーで治療できる患者さんを増やすことを目標にしています。

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