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ーHACARUSとバイエル薬品ー 共同開発を行ったAIを活用したオンプレミス型の画像解析ソフトウェア「Cal.Liver.Lesion」発売

株式会社HACARUS(本社:京都市中京区、代表取締役CEO:藤原健真、以下「HACARUS」)とバイエル薬品株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:フリオ・トリアナ、以下「バイエル薬品」)は、AIを活用して共同開発したオンプレミス型の画像解析ソフトウェア「Cal.Liver.Lesion(カルリバーリージョン)」の情報提供活動を4月10日より開始しました。

開発の背景・目的
国内での肝がんの年間罹患者数(2019年)は37,296人(男性25,339人、女性11,957人)、年間死亡者数(2020年)は24,839人(男性16,271人、女性8,568人)であり、男性の主な部位別がん罹患者数が5番目に多く、死亡者数でも男女計、男性ともに5位となっています。国内で発生する肝がんの90%以上は肝細胞がんと言われており、肝細胞がんはMRIによる画像診断で早期発見を行うことが可能ですが、肝特異性造影剤EOB・プリモビストを用いたMRIで多血性肝細胞がんを診断する場合、およそ10種類の異なる条件での撮像が必要となります。1種類のデータだけからはさまざまな腫瘍を区別することができない場合が多く、読影を行う医師は1人の患者につき、何百枚というデータから総合的に判断します。EOB・プリモビスト造影MRI画像の読影を正確に行うには熟練を要し、公益社団法人日本放射線学会放射線科専門医制度委員会により認定を受けた放射線科医が行うことが望ましいとされています。しかし、現在の日本においては、実施されているMRI検査数に比して放射線科医の数が十分ではなく、読影医に大きな負担がかかっています。撮影した画像の信号値の異なる領域にカラーマップを作成することで、読影の効率や精度を向上させて、医師の負担を軽減することを目的に、本製品の開発を行いました。

共同開発について
ドイツ・バイエル社が革新的なデジタルテクノロジーを持つイノベーター企業を支援するグローバルプログラム「G4A」の日本版としてバイエル薬品が開催した「G4A Tokyo Dealmaker2019」において、HACARUSが助成プログラムに採択されたことを機に、コラボレーションが開始されました。HACARUSは国立大学法人神戸大学大学院医学研究科 放射線診断学分野と「肝細胞がんのMRI画像解析と診断支援AI」について共同研究契約を締結し、開発を進めてきました。バイエル薬品は、HACARUSをはじめAIやデジタル領域におけるパートナー企業と共に、製品の開発、サービスおよびサポートについて連携して、画像診断領域におけるトータルソリューションを提供しています。

Cal.Liver.Lesionについて
院内のPC上にインストールするオンプレミス型のソフトウェアです。院内の磁気共鳴画像診断装置(MRI)やPACSなどと連携して動作し、解析結果は通常の読影に使用するDICOM ビューワなどで確認することを前提にしています。MRIで撮影された腹部のEOB・プリモビスト造影MRIの画像情報をコンピューターで処理し、周囲と比べ信号値の異なる領域を AI が自動で抽出します。医師の読影および診断の補助を行うことを目的としており、解析結果のみで確定診断を行うものではありません。

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