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医療AIプラットフォーム技術研究組合、医用画像会社と連携した医療AIサービスを開始

脳動脈瘤検出補助AIを医療機関へ提供

医療AIプラットフォーム技術研究組合(以下、HAIP)は、株式会社エムネス(以下、エムネス)、エルピクセル株式会社(以下、エルピクセル)と共同で、HAIPが研究開発中の医療AIプラットフォームを通して、エムネスの医用画像共有システムと連携したエルピクセルの脳動脈瘤検出を補助する医療AIサービスを医療機関へ届ける試行運用を開始することを発表しました。

具体的には、10カ所程度の医療機関の協力で、エルピクセルの脳MRA画像から2mm以上の嚢状動脈瘤の可能性がある候補を検出し、医師の読影を補助する医用画像解析ソフトウェア「EIRL Brain Aneurysm」と、エムネスが提供する医用画像データをクラウド上で安全に共有することができる「LOOKREC」を、HAIPの医療AIプラットフォームに連携させる試行運用を行います。

これにより、画像データの取得、医療AIサービスによる分析、分析結果を医師へ報告するなどの一連の流れについて、医療AIプラットフォームを用いて運用するための技術的検証を実施します。また、日本医師会AIホスピタル推進センターと連携して参加を希望する医師を募集し、登録する仕組みの構築や業務プロセスの検証も行います。

医療関係者の増大する負担を軽減し、働き方改革も

近年、医療が高度化・細分化されたことにより、医療関係者は、知識・技術を習得するために時間を割く必要があったり、詳細な診療情報を記録するために時間を要したりなど、負担が過度に増えていることが社会問題化しています。これらの課題に対応する医療分野のAI技術の活用が図られており、国内外で多くの実例を目にするに至っているものの、個々の企業だけでは対応し得ない業界共通の基盤技術への取り組みについて大きな課題を残しています。

こうした状況の中、医療AIプラットフォームの社会実装に向けた検討を推進することを目的としたプロジェクト「内閣府戦略的イノベーション創造プログラム」が設定されました。

HAIPは、その一環として、「AI(人工知能)ホスピタルによる高度診断・治療システム」課題の中で、2021年4月に研究に参画する民間企業により設立された、厚生労働大臣・経済産業大臣認可による非営利共益法人であり、医療AIサービスの普及・発展に資する業界共通の基盤技術の研究開発を行っています。

医療AIプラットフォームは、サービス事業基盤とAI開発基盤で構成され、今回試行運用するのはサービス事業基盤です。

高度で先進的な医療AIサービスをメニューとして一元的に提供するポータルサイトを提供し、医療機関等の利用者がこのポータルサイトを介して医療AIサービスを安心・安全に利用することが可能になる重要な基盤となります。

これにより医師などの利用者は診断補助AIなど多くのサービスを活用することで、診療現場で患者と向き合う時間を増やし、働き方改革などに役立つことが期待されます。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

医療AIプラットフォーム技術研究組合 プレスリリース
https://haip-cip.org/news/20210811/

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